はじめに

ご挨拶

潰瘍性大腸炎(UC)と診断されたとき、完治しないと言われたとき、この先どうなるんだろうと漠然とした不安を抱いたことを今でも覚えています。そしてそれは10年以上たった今も変わりません。このブロブを通して日々UCに不安を感じている方々の気が少しでも軽くなれば幸いです。

筆者について

18歳で潰瘍性大腸炎を発症。発症から10年以上経過した今も通院や検査を継続中。最近はコリン性蕁麻疹が悪化しアレルギーに悩まされているため皮膚科通院中。2児の父。

潰瘍性大腸炎について

病気に関する詳細な情報は難病情報センターのホームページ等を参照するとよいでしょう。ただし、一番大切なのはご自身の状態についてお医者様としっかりと話し合ったうえで、ご自身が納得のできる治療を選択していただくことと思います。

難病情報センター:https://www.nanbyou.or.jp/entry/62

難治性炎症性腸管障害に関する調査研究:http://www.ibdjapan.org/

以降は私の病状も踏まえて簡単に紹介していきます。

症状

下痢・粘血便を繰り返し、重症化すると貧血や発熱、体重減少を起こします。最大の特徴は、症状が治まった状態が続く「寛解」と再び症状が発現する「再燃」を繰り返すことです。私の場合は血便(通常の硬さの便に血が混じる)が最初で、その後下痢が続き、やがて下痢に血が混じるようになりました。主治医から正確な重症度は聞きませんでしたが、おそらく軽症~中等症のあたりと思います。薬の服用を続けている現在も血便が出ることがしばしばあります。

原因

現在も原因は解明されていません。ですが、遺伝子的要因やストレス、食生活等の環境的要因が複合的に重なり発症すると考えられているようです。私の場合は、ちょうど大学受験の真っ只中であったことや、大腸がんを発症した親族が多い(=大腸に疾患が起きやすい?)ことなども要因の一つかもしれません。

治療

内科的治療と外科的治療があります。内科的治療には様々な種類がありますので、お医者様とよく相談して処方してもらいましょう。私の場合は18~28歳まではアサコール®400mgを服用していましたが、28歳で継続的に血便が出るようになり、処方量を増やしても改善が見られなかったため、経口薬にリアルダ®1200mg、ステロイド局所製剤にレクタブル®2mg注腸フォームを処方してもらいました。

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